男性社員に育休取得させると貰えるお得な助成金 - さくら社労士事務所

いよいよ働き方改革法が今年4月より始まりますね。
労働環境も目まぐるしく変化していきます。
労働環境が大きく変化するときは、助成金の動きが活発になります。

例えば、女性の育児休業の取得率は高いですが、男性従業員で育児休業を
取得する方って少ないですね。
国としては、なんとしても男性の育児休業取得率をアップさせたい。

じゃあどうするかというと、助成金の活用です。

両立支援等助成金【出生時両立支援コース】

まず、育児目的休暇の制度を新たに導入し、男性従業員が育児目的休暇を
取得しやすい職場風土を作ります。
男性従業員が出生後８週間以内に開始する育児休業を利用させた事業主に対し
て助成金を支給します。

【申請対象になる条件】
１．出産前から雇用保険に加入している男性従業員が在籍していること
２．育児休業開始前までに男性従業員を対象とした育児休業制度について資料
　　を活用して周知すること
３．一般事業主行動計画を労働局に届出し、計画内容を「両立支援のひろば」
　　のサイトで公開すること
４．出産日から８週間以内に連続５日以上育児休業を取得すること
５．育児休業を取得した日は会社の休日以外は無給にしていること
　（有給休暇は利用できません）育休取得日がすべて会社の休日という場合は
　　申請できません

【助成金額】
１．１人目　　　５７万円（生産性要件適用７２万円）
２．２人目以降　１４.25万円（生産性要件適用１８万円）年間１０人まで
　　　　　　　　　　　　　　　　　
【助成金申請時に必要な書類】
１．労働条件通知書
２．賃金台帳
３．出勤簿（またはタイムカード）
４．育児休業規程、就業規則
５．子の健康保険証（または母子手帳）のコピー
６．育児休業申出書
７．届出済の一般事業主行動計画コピー

今年は、助成金バブルの様相！？ですからチャンスではないでしょうか。