はじめに
「パートさんって、何時間から社会保険に入れないといけないんですか?」
経営者や人事担当者から、こうした質問を受けることはとても多いです。
実は、パートやアルバイトでも働き方によっては社会保険への加入義務があります。
その判断基準のひとつが「4分の3要件」です。
でも、この4分の3要件は意外と誤解されやすいポイント。
今回は、このルールを実例とともにわかりやすく整理します。
(※短時間要件については後編の記事はこちら)
1. 4分の3要件とは?
4分の3要件とは、正社員と比較して
- 所定労働時間:1日または1週の労働時間が正社員の4分の3以上
- 所定労働日数:1か月の所定労働日数が正社員の4分の3以上
この2つを両方満たすと、健康保険と厚生年金保険の加入義務が発生します。
2. 具体例
例えば、正社員が週40時間・月20日勤務の場合、
🌸週30時間以上(40時間×0.75)
🌸月15日以上(20日×0.75)
これを満たせば、賃金額にかかわらず加入対象です。
3. 賃金要件はなし
4分の3要件には賃金条件がありません。
月5万円のパートでも条件を満たせば加入対象になります。
学生も該当条件を満たせば加入します。
4. よくある質問(Q&A)
Q. 扶養に入っているパートも対象ですか?
A. 条件を満たせば扶養から外れて本人加入になります。
Q. 期間限定の契約でも加入しますか?
A. 2か月を超える見込みがあれば加入対象です。
5. チェックリスト
- 正社員の労働時間・日数を確認
- パートの労働条件と比較
- 両方が4分の3以上なら加入
参考リンク
次回は後編:短時間要件と企業規模要件の最新情報を解説します。