~Sakura通信 平成28年7月号 コラム~
2016/07/01
日本障がい者サッカー連盟の会長に就任した
元日本代表の北沢豪さんのコラムに
「サッカー日本代表と同じユニフォームにしよう」とありました。
ろう者サッカーもブラインドサッカーもひとくくりのサッカーでいい。
障害者スポーツのすごさに接すると障害は、むしろ「個性」ととらえ
身体的な違いは、健常者の世界に前提としてある個性と大きく違わない。
2002年のW杯の決勝でオランダは、A代表と同じオレンジのユニフォーム姿でした。
どうして日本は同じサッカーなのにユニフォームを分けるのかと疑問を呈しています。
労働市場においても、最低賃金で働いている障害者の方多いですね。
将来の展望をもって働き続けられるように、雇用の安定と処遇の改善が
障害者にも求められます。
東京都は、障害者を新たに週20時間以上の無期雇用または
正規雇用として雇入れした企業に障害者安定雇用奨励金を創設しました。
(有期雇用から週20時間以上の無期雇用または正規雇用に転換した企業も対象)
雇入れ後の賃金が最低賃金を5パーセント以上上回っていることや
昇給・賞与制度などの制度導入を支給要件としています。
中小企業には、障害者1人あたり120万円(大企業は100万円)
支給人数は1社につき10人まで。
過去の人になりつつある舛添元都知事ですが、
この奨励金は、障害者雇用の安定化を重点課題に掲げていた
舛添さんの強い意向で創設されたそうです。
奨励金も一つきっかけとして、北沢さんの願う共生社会に近づけるといいのですね。