さくら社会保険労務士事務所公式ブログ

コロナ特例期間の延長

2020/11/01

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、月額変更届は【本来であれば 3ヶ月連続で2等級以上差が必要】1ヶ月で2等級以上低下していれば 翌月から標準報酬月額を変更できることとしました。 私はこの特例をコロナ特例と呼んでいますが、対象となる期間は 令和2年4月から7月までの期間で、9月以降は算定基礎届により決定され た標準報酬月額となっていました。 ※ただし、7・8月改定の方は算定基礎届の結果ではなく、コロナ特例のままです。 例えば 従前の報酬月額が220,000円で 5月にコロナの影響で180,000円の2等級下がったればコロナ特例にて 6月から標準報酬月額は

厚生年金保険の標準報酬月額の上限が引き上げられます

2020/08/01

従業員の皆様は毎月給与から社会保険料を天引きされていますね。 厚生年金保険の保険料は、ご自身が受ける報酬をもとに決められています。 標準報酬月額といって、1等級(58,000円)から31等級(620,000円)まで あります。 この標準報酬月額に保険料率を乗じて計算され、事業主と被保険者とが半分 ずつ負担します。 厚生年金の標準報酬月額は、長く31等級(605,000円以上)でしたが、 令和2年9月1日より、 厚生年金保険の現在の標準報酬月額の最高等級の上に、新たな等級32等級 (635,000円以上)が追加され、上限が引き上げられます。 改定前 31等級 6

ついに中国と社会保障協定を締結します

2018/08/01

以前、外国に派遣される日本人や外国から日本に派遣されて働く 外国人について、年金の二重加入の問題があることをお話したと思います。 二重加入というのは、海外に派遣され就労している人については、 派遣中でも自国の年金制度に継続して加入しています。 また、就労先の国の公的年金制度にも加入しているため、二重に保険料を 支払っています。 日本では受給要件10年ですが、諸外国においても一定の加入年数を満たす ことで年金受給権が発生しますので、相手国で負担した保険料が無駄に なってしまう可能性がありまりますよね。 そこで、これらの問題を解決するために、社会保障協定を締結して

iDeCo加入時に事業主が行わなければならない事務手続

2017/11/02

個人型確定拠出年金(通称:iDeCo)は、ご存じですか。 iDeCoは、公的年金に上乗せして給付を受ける私的年金の1つであり、 加入者の老後の所得確保の一助となる制度です。 改正により20歳以上60歳未満のすべての方が 任意で加入できるようになりましたね。 今年の6月には加入者数が50万人を超え、前年同期比200%以上となっています。 加入者が掛金額を定めて拠出・運用し、原則60歳以降に、掛金と その運用益の合計額をもとに給付額が決定され、給付を受ける仕組みと なっています。 そして最大のメリットは掛金が全額所得控除されることでしょうか。 例えば、毎

加入期間10年以上の対象者に年金請求書送付

2017/03/01

平成29年8月1日ついに、 資格期間が10年以上あれば老齢年金を受け取ることができるようになります。 8月施行に向け、年金機構は2月末から対象者に年金請求書が順次、送付されます。 送付される対象者は、735,000人。そのうち今回初めて受給権が発生するのは 640,000人です。障害年金や遺族年金の受給者にも老齢基礎年金などの受給の 可能性のある方にも送付されるようです。 また、年金加入期間が10年未満の場合についても、加入記録に漏れがあったり 合算対象期間、任意加入、後納制度あらゆる制度を利用して、年金を受給できる 要件を満たすことも考えられますね。

確定拠出型年金法の改正

2016/07/01

今年5月24日ついに、確定拠出型年金法の改正案が成立しました。 専業主婦や公務員にも適用拡大され、これですべての人が利用可能に なります。 現在、500万人ほどしか加入していないようですが、約2倍の1000万人 に膨らむといわれていますね。 確定拠出型年金といえば、最大のメリットは節税でしょうか。 運用益が非課税となるほか、 掛け金の全額が課税対象の所得から差し引かれますので、 所得税や住民税が安くなります。 老後に受け取るときも税金の控除があり、 年金で受け取れば公的年金控除、一時金なら退職所得控除が適用され、 納付する税金が抑えられるのです。

2年前納により納めた国民年金保険料の所得控除って

2015/01/28

国民年金の皆様へ耳寄りなお知らせです。なんて日本年金機構からお便りが来ませんでしたか。 平成26年2月より「2年前納」制度が始まっています。 前納制度を利用すると6か月で4,160円の割引1年前納で7,680円の割引になります。2年前納制度を利用すると14,800円の割引がありますよというものです。うん?これだけみると6か月の方が得のように感じます。これは、2年間の保険料(平成26年度)で比べています。6か月は半年間で1,040円の割引なので1,040円×4回(2年分)=4,160円1年前納は1年間で3,840円の割引なので3,840円×2回(2年分)=7,680円2年前納は2年間で14,80

お問い合わせ