さくら社会保険労務士事務所公式ブログ自転車通勤者は自転車保険に加入してくたさい

自転車通勤者は自転車保険に加入してくたさい

2020/06/01

今年は、3密を避けるため自転車通勤を行う人が多くなったことも影響して
いるのだと思いますが、自転車に乗る人が信号無視などの交通違反をする
ケースが増えていますね。外出自粛で人通りが少なくなった道路を疾走する
のは気持ちがいいことも分かります。

 

警察も違反者には、注意を喚起する「指導警告票」を渡すのが基本ですが、
危険・悪質なケースは赤切符を含めた送検の対象としています。
自転車による違反が多い背景にあるのは、自転車が軽車両である認識が
不足しているようです。

 

飲酒運転に二人乗り、並進や夜間のライト点灯などはもちろんですが、
傘さし運転や携帯電話を使用しながらの運転も禁止されています。
安全ルールが法律で定められていて、違反をすれば懲役や罰金等の罰則
の適用もありますので注意が必要です。

 

自転車は大事故になることはないという油断があるようですが、
仮に相手を死傷させた場合には、刑事上の責任以外にも
被害者に対する損害賠償という民事上の責任も負わなければなりません。
2008年には当時小学生5年生が歩行者と衝突し、被害に遭った女性が意識不明
になる事故を起こしました。衝突事故をめぐる損害賠償訴訟では事故を
起こした小学生の親に9,500万円という高額な賠償が命じられましたね。

 

2020年4月より東京都は「自転車保険」の義務化に踏みきっています。
通勤などに自転車を利用されている方は、加害者にも被害者にもならないよう
正しいルールを知ったうえで安全な運転を心がけてください。

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